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治療日記16「私、死ぬかもしれへんって思ったことも」

癌宣告から治療をはじめて1年9ヵ月、この期間に3度の再発、転移と繰り返しました。

治療をやり終える度に、「よし!新しくスタート!人生も仕事も再開」と胸を躍らせては、癌再発、何度突き落とされことか。私は負けた、何が足りないの?なぜ?私は間違っているの?心が歪んでいるの?今の私は駄目なん?頑張ってるやん、まだ頑張らなあかんの?何に気づかなあかんの?心得違いしてるの?教えてよ。

復帰しては癌再発。応援し支えて下さる人の顔を伺い…色んなことがよぎったこともありました。

がっかりさせてないか、悲しませてないか、もう会えなくなるのか…。

両親に対しては報告する度に胸が張り裂けそうでした…ごめんなさい。

次こそはっ、て。

時に、私は死ぬかもしれないって、何度も思った。

そんな時に限って、人に当たり散らし、怒ったり、叫んだり、意気すぎた思いをぶちまけたり、

あなたがもし私みたいに癌再発したら、どう思う?仕事のこと、家族のこと、整理できてるの?引継ぎできてるの?怖いし辛いねん。

両親より早く死ぬなんて親不孝やん。

自家移植のきつい治療に経験したくなかった辛さ、何度刺すねんいうぐらい身体に薬と針と痛み、

そぐ側には死神と向かい合わせ。

好き勝手に言うてくれるけど、わかってるけどわかるけど、怖いねん辛いねんて、私の気持ちわかってよ。

叫んだなぁ…。

その都度、私がくじけても、大丈夫って言い続けてくれる人がいて、私よりも私を信じてくれて、何度も何度も変わらず信じて支えてくださいました。

おかげで今の私があります。

ありがとうございます。


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